ケルンの戒

因縁

先般、福大図書館より白石先生の『ケルン』借用し山岳部関連部他をスキャナーにかけ公開した処でした、豈図らんやその原本を紛失してしまったのです、多分 小倉~博多間の新幹線車内に置き忘れた模様です。
そもそも、仲間内で郷土史出版の為、明治時代の新聞記事を抽出する為に図書館を利用していたもので、当分の間、出入り禁止の御沙汰であろう事に、混迷して必死に探していた所 金沢の古書店に見つけました、早速取寄せたら、白石先生の自筆による 学者仲間であろう方への挨拶状が挟んでありました。
原 栄一様http://www2.kanazawa-gu.ac.jp/campus/kouhou/s88.pdf
我々へのメッセージの様なきがしてなりません 軒憑涕泗流

カバー表紙挿入写真も剱でしょうか 何方かの 御遺志かと思いますが 所以をご存知の方いらっしゃいますでしょうか

本日図書館返却して参りました、紛失に気付いて2週間余り胃の痛い想いをしました

今JR、西鉄、地下鉄 届出の在る遺失物は直ちにPCで検索してくれます。
随筆集ケルン山岳部関連は以下に在ります
http://takirihime.sakura.ne.jp/fumc/wp-content/uploads/2014/10/848b2d49f0e9df10a5117225e377904f.pdfケルンカバー00

ケルン添書き

白石先生ケルン

日本文学に対する想い 山岳部への慈しみ 
寄稿中 1967年涸沢常駐隊 殴打事件の項はその経緯を精査し
吾々当事者の忸怩たる思いに 世間に対し
当時の訓練の在り方にロジカルな裏付けを頂きました。
今まで気づいていなかったが エピローグにも思いを綴ってあった。
結局此の随筆集は諸兄への師の鎮魂では

白石先生ケルン